施工前 調査状況① 調査状況②
 本業務は、貯水槽の外観調査はKUMONOSUおよびサーモグラフィにより実施した。その結果、ひび割れについては、外気との温度差がある深層水11°貯水槽において最もひび割れの拡がりが確認された。その次に深層水23°貯水槽、表層水の順となった。また、赤外線サーモグラフィによる調査を行った結果、外壁については、浮きが懸念される部位が確認できるが、部分的に高所作業車による近接叩き検査を行った結果、浮き、剥離等は存在されていない状況であった。貯水槽下面については梁部に浮きが確認された。補修対策としては、ひび割れ注入および断面修復、表面保護工を計画した。また、補強対策としては貯水槽床下面に炭素繊維シートを接着し引張力を負担される対策を行うこととする。