連絡橋橋面全景 県道227号線との立体交差部 上部工及びP1橋脚の現状
 本業務は、沖縄県総合運動公園連絡橋(プレテンション方式PC単純中空床版橋)の詳細調査・補修設計・橋脚の耐震補強設計等を行ったものである。現場では近接目視点検、コンクリートの反撥度試験、鉄筋の腐食度調査を行い、コア採取による塩分・圧縮強度・中性化・ASR試験を行った。塩分調査の結果、鉄筋位置での塩化物イオン含有量が低く、PCホロー桁のひび割れがASRに起因したものであった。調査結果を基に耐久性を評価し、加速期と判断した。橋面防水工、ひび割れ対策工等の補修対策を提案し、橋梁の耐久性と長寿命化を図り、落橋防止構造の取付、ラーメン橋脚柱のRC巻立補強を通して本橋梁の耐震性能向上を図った。