2021.12.15 吉富地区補足設計業務(R3) 本業務は、地すべり対策に伴う防風柵の基本及び実施設計である。この対策で斜面上部の岩塊が撤去されるため、風の影響で営農時の就労環境低下を避けることを目的とする。減風効果の範囲は作業小屋を含む30mとし、対象風速を台風時の34m/sで許容風速をビニルハウスの限界風速10m/s、強風注意報発令時の15m/sで作業上の許容風速6m/sの2ケースで行った。検討の結果、柵高を3mとし、支柱は強度の高い鋼製とした。受風部は有孔折板、コンクリートパネル、樹脂ネットの3種類を抽出した。樹脂ネットは経済性で劣り、有孔折板は、強風時の金切り音が支障となるため、耐久性、経済性で有利なコンクリートパネルを選定した。